・2023年10月現在
・JRAの平地G1に限る
・外国馬は除外
・消息不明は除外
・同年生まれは誕生日で順位を設定
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10位 トウカイポイント
1996年5月18日生 27歳
02 マイルチャンピオンシップ
トウカイテイオー産駒。
盛岡競馬でデビュー後にJRAへ移籍。
当初は長い距離を使っていたが折り合いに難があり、5歳の春に去勢された。
その後秋になって距離を短くしてから本格化。
6歳時の中山記念で重賞初制覇。秋のマイルチャンピオンシップに勝利し、トウカイテイオー産駒初のG1馬となった。
その後は程なくしてケガで引退。騙馬なので種牡馬入りはできなかった。
現在の様子はTwitterで確認することができる。
9位 プリモディーネ
1996年4月5日生 27歳
99 桜花賞
アフリート産駒。
99年の桜花賞を制覇。鞍上の福永祐一にとって初のG1勝利であった。
距離不安のオークスで3着の後は蹄の病気により長い休養に入る。
1年半後のエリザベス女王杯で復帰したが本来の姿からは程遠く、復活できないまま翌年引退した。
その後アメリカで繁殖入りしたが、子孫からこれといった活躍馬は出ていない。
8位 メイショウドトウ
1996年3月25日生 27歳
01 宝塚記念
ビッグストーン産駒の外国産馬。
テイエムオペラオーのライバルとして有名。
00年の宝塚記念記念から翌年の天皇賞(春)までG1で2着が5回あったが、勝ち馬は全てテイエムオペラオーだった。
その後の宝塚記念でついに雪辱を果たし、同年引退。
産駒にシンザン記念2着でダービーにコマを進めたシャインがいる。
他にオープン入りしたシゲルタックがいるが、種牡馬としては失敗であった。
7位 トゥザヴィクトリー
1996年2月22日生 27歳
01 エリザベス女王杯
サンデーサイレンス産駒。
クラシックで人気を集めるが結果を出せず、初重賞は古馬になってから。
5歳になってフェブラリーステークス2着、ドバイワールドカップ3着とダート適性を見せていたが、秋のエリザベス女王杯でついにG1制覇。
年末の有馬記念でも3着に入り、牡馬にも通用する先行力があった。
繫殖入り後はトゥザグローリーをはじめとして3頭の重賞ウイナーを生んだ。
孫世代からも活躍馬が出ており、牝系を広げている。
6位 エアジハード
1995年4月9日生 28歳
99 安田記念
99 マイルチャンピオンシップ
サクラユタカオー産駒。
史上4頭目の春秋マイルG1制覇で名高い。
特に安田記念の勝利はグラスワンダーを負かしてのものであり、当時は大きな衝撃を与えた。
マイルチャンピオンシップ後は香港に遠征したがケガで出走することなく引退。
まだ日本産馬が海外G1に勝ったことが無かった時代だったが、日本での強さを見る限り好勝負になったのは間違いなく、悔やまれる故障であった。
種牡馬入り後はショウワモダンが安田記念を制し、親子制覇を達成した。
5位 グラスワンダー
1995年2月18日生 28歳
97 朝日杯3歳ステークス
98 有馬記念
99 宝塚記念
99 有馬記念
シルヴァーホーク産駒の外国産馬。
2歳時は圧巻の4連勝でG1制覇。「怪物」、「マルゼンスキーの再来」と呼ばれ、最高級の評価を得ていた。
3歳の春は骨折で休養。秋の復帰2戦で凡走し、「グラスワンダーは早熟だったのか」とも言われたが、暮れの有馬記念で復活の勝利を遂げた。
4歳では宝塚記念と有馬記念を制してグランプリ完全制覇。
特に状態不安が囁かれた有馬記念は、スペシャルウィークとわずか4センチ差の大接戦であった。
5歳も現役続行したが、調整ミスもあり凡走が続いた。背水の陣で臨んだ宝塚記念は直線伸びず6着。
レース中に骨折しており、そのまま引退。雨の中、向こう正面で馬運車を待ちながら佇む姿が印象的であった。
種牡馬としてセイウンワンダー、スクリーンヒーロー、アーネストリーといったG1馬を輩出。
特にスクリーンヒーローはG1を6勝したモーリスを出し、そのモーリスも既にG1馬の父となっており、父系を繋いでいる。
他にスクリーンヒーロー産駒のゴールドアクターも種牡馬入りしている。
4位 メジロドーベル
1994年5月6日生まれ 29歳
96 阪神3歳牝馬ステークス
97 優駿牝馬(オークス)
97 秋華賞
98 エリザベス女王杯
99 エリザベス女王杯
メジロライアン産駒。
牝馬限定G1を勝ちまくった歴史的名牝。
桜花賞はキョウエイマーチに距離の利があり、惜しくも2着だったが、それ以外の牝馬限定G1は全て勝利を挙げている(当時はヴィクトリアマイルはまだ無かった)。
特に98年のエリザベス女王杯は天皇賞馬で格上と見られていたエアグルーヴに勝利。底力を見せた。
99年にエリザベス女王杯を連覇して引退、繁殖入り。
直仔から活躍馬は出ていないが、孫世代から重賞ウイナーが生まれ始めている。
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