肝腫瘍の疑いと言われた話

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昨年、始めて人間ドックを受けました。

3週間くらいで結果が郵送されたのですが、結果を見て愕然としました。

肝腫瘍の疑い

他にも腎嚢胞や副脾の疑いもあったが、そちらは判定が「B」なので気にすることはなさそう。

問題は判定「D2」の肝腫瘍の疑いである。

「D2」は要精密検査とのことで、人間ドックと同じ病院で精密検査を受けました。

ここでは、精密検査の結果がでるまでの時系列を記録します。

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8月28日 人間ドックの結果が出る

夜の7時くらいに帰宅。結果を見て愕然としました。

夜中までずっと肝腫瘍についてネットで調べました。

肝腫瘍の疑いと診断された場合、陽性腫瘍の場合は肝血管腫という、ほぼ無害の腫瘍だそう

逆に悪性の場合、それすなわち肝臓がんということでした。

なんだ、ワイは肝臓がんの疑いなのか。。。

まだ診察も受けていないので慌てる必要は無かったのですが、急に人生の終わりが見えた気がしてその日はほとんど眠れませんでした。

翌日、病院に電話し、10日後に予約を取りました。

この10日間がとても長かった。

ネットで調べた結果、肝臓がんには原発性と転移性があるそう

原発性とは肝臓から発症したがんのことで、多くはB型肝炎やC型肝炎から発展するものだそう。

人間ドックで肝臓の数値は正常だったので、肝炎を患っていることはない。

ということは

転移性???

他の部位にがんができているってこと???

\(^o^)/オワタ

まだ診察も受けてないのに自分でどんどん悪い方へと考えていました。

こういう時ネットって良くないですね。

自分が知らなくていいことまで知れちゃうんで。

以後、人生の終え方について真剣に閑雅ながら、受診日を待つのでした。

9月8日 問診

朝から電車で大学病院へ。

1時間くらい待ってやっと問診。

エコー検査の結果の説明と、今後の検査の予約のみで終了。

先生は良いことも悪いことも言わず。

内心、ホッとするようなコメントを期待してたんですが、安心させておいて実は本当にがんだったりする場合もあるわけで、この段階で先生は何も言えないよなぁ、と思いました。

精密検査は2回に分けて実施。

エコー検査とCTを造影剤を注射して行うそう。

今回の診療費は220円でした。

またもや検査までの日程が長かった。

この頃になると、がん患者のアメブロをひたすら読み漁っていました。

そういったブロガーさんの中には残念ながら亡くなってしまう方もいました。

そういう方々の症状の推移を見ていくと、自分の死までの時間がリアルに感じられるようになるんですようね。

自分の過去を思い出したり、残りの時間をどう生きたいか、毎日ベッドの中で考えていました。

当然ですが、まだ精密検査を受けていないので自分ががんに侵されているかなんてわからないのですが、完全にがんになった気分でいました。

9月19日 造影剤エコー

この日も朝から大学病院へ。病院のホムペにも写真が載っているベテランの教授に見てもらいました。

教授の見立てでは恐らく肝血管腫だろう、とのこと。

一気に肩の荷が下りたと言うか、力が抜けたのを覚えています。

とは言え造影剤CTも残っているのでまだまだ安心はできません。

今回の診療費は6680円。仕方ないが、痛い出費です。

9月25日 造影剤CT

例によって朝から大学病院へ。

造影剤の管だけ血管に挿して、そのままCT室へ移動。撮影のタイミングで造影剤を一気に注入しました。

CTのお姉さんが美人だった以外は特筆することなく終了。あとは結果を待つのみ。

診療費は9350円。CTってお高いのね。。。

9月29日 結果説明

問診のときと同じ先生に結果を聞きました。

結果は肝血管腫とのことで、とりあえずは一安心。

とは言え、今後も経過観察が必要で、次回の健康診断でもエコー検査は受けてくださいとのこと

人間ドックの結果が出て1か月、ようやく不安から解放されたのでした。

診療費は初回と同じく220円也。

教訓

  • 診断が出る前に結果を決めつけるのは良くない

心の弱さからか、悪い方へ悪い方へと考えてしまっていた。

そもそも素人がネットで見つけた知識で判断できる問題ではない。

その知識を前提に自分の人生を考えるなんて無意味であった。

  • 精密検査にお金がかかる

人間ドックは職場の補助が出るが、再検査は出なかった。

今回は病院までの交通費を含めて1万8千円くらいの出費だった。

  • 人間ドックは受けたほうがいい

エコー検査で肝腫瘍の疑いと診断されましたが、普通の健康診断にはエコー検査が無いので、人間ドックを受けなければ今回のことはわかりませんでした。

万が一、大きな病気に繋がっていた場合もあり得たので、人間ドックはできるだけ受けたほうが良いと思いました。

その他、自分の死について深く考えるいい機会になりました。人生観に影響を与えた部分もあるのですが、それはまたいつか書きたいと思います。

ここまで読んで頂きありがとうございました。

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